ベビーシッターの信頼性を向上させることや社会的地位の確立するため、(社)全国ベビーシッター協会(以下、「協会」という)は2000年よりベビーシッターの認定制度を開始した。認定ベビーシッターとは、協会の主催するベビーシッターの認定試験に合格したベビーシッターのこと。いわゆる、「保育のプロフェッショナル」だ。
少子化にもかかわらず、共働きや片親の家庭、核家族化などにともない、ベビーシッターの需要は高まってきている。社会的にも在宅保育サービスの認知度が高まるなかで、「ベビーシッターを選ぶ基準が欲しい」という利用者の声に応えるかたちで、資格制度が設立された。また、治安の悪化、ベビーシッターによる虐待など、子どもの安全を心配する保護者にとって、資格は、ベビーシッターが一定のレベルの能力を持つことの証明となるため、利用者の信用も得やすくなる。そのため資格が、就職の際に有利に働くことが多い。
資格取得後も、個人で働く人もいれば、派遣会社に登録するベビーシッターもいる。また、資格の有無で保育の仕事の内容が変わることはない。しかし、ベビーシッターは保育者であると同時に、保護者にとって最高の相談相手でもあるため、保育に関する知識のある認定ベビーシッターは頼りになる存在といえるだろう。
また現在、ベビーシッターの活躍の場は利用者の自宅だけではなく、ホテルやデパートの託児所、企業内託児所、学童保育などとさまざま。認定ベビーシッターになることで、活躍の場もますます広がることが予想される。