ベビーシッターになるために、公的に必要な資格は必要ないため、資格がなくてもベビーシッターとして働くことができる。ベビーシッターの利用者が増える中、「ベビーシッター選びの基準が欲しい」、「一定水準以上のベビーシッターが欲しい」という利用者からの声が多く、(社)全国ベビーシッター協会(以下、協会という)は2000年より、ベビーシッターの認定制度を開始した。そのため、一定の要件を満たすベビーシッターには「認定ベビーシッター」の資格が与えられることになった。
<資格取得方法>
@協会の指定する「認定ベビーシッター資格取得指定校」の保育士養成校で指定科目を取得。卒業時に資格を取得する。
A協会の主催する認定試験を受験。
受験には一定の条件が必要。条件は下記の通り。
<受験資格>
18歳以上
協会主催の2つの研修を受講し、修了書を持つ者
ベビーシッターの実務経験者
<受験料>
15,000円
<試験時期・場所>
7月上旬
東京、名古屋、大阪
受験希望者は、まず協会が主催する研修を受けなければならない。研修は2つあり、研修Iは新任研修、研修IIは現任研修である。研修IIは、研修Iを受講した後にのみ受けられる。また、受験資格の一つの実務経験とは、在宅保育、ファミリー・サポート・センター事業、協会会員が運営する保育施設でのベビーシッターとしての経験のことを指す(時間数は問われない)。
勉強・対策の仕方は、協会の研修の内容を理解し、復習すること。また、通信教育や専門学校など試験へ向けて勉強する方法がある。取得までの期間の目安は、協会主催の研修を受ける期間を含め、約一年くらいである。
試験の内容は、ベビーシッターとしての基礎的知識及び技術をはじめ、在宅保育・個別保育の特性や専門性を配慮し、ベビーシッターとしての専門的知識及び技術についてカバーされる。技術についての実技試験は行われない。
合格率は約90%で、過半数が保育士や幼稚園教諭の資格を持っている受験者。年代別では、20代から50代まで均等に合格者が出ている。合格すると認定証と登録所が発行される。登録は5年間有効で、5年毎に研修を受け、更新しなければならない。そのため、認定証は一定レベルの能力を持つ証明になるが、取得後も常に勉強が必要である。